和仁会病院 リハ科トピックス&ニュース
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(九州理学療法士・作業療法士合同学会2015)
平成27年11月14~15日 次へ

大分県で九州理学療法士・作業療法士合同学会が開催されました。約1400名の理学療法士・作業療法士が参加し、当院からも4名が発表しました。

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『荷重・非荷重での大腿四頭筋活動における内側広筋の割合~表面筋電図を用いた評価~』
若年の健常男性に協力してもらい、表面筋電図を使って膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋のなかの、内側の筋肉の働きに着目した研究です。 この大切な筋肉を体重をかけない状態で効果的に鍛えれば、体重をかけた状態でも筋力発揮できることを研究から考えました。 これからの日々の診療でも、効率よく筋力を強くすることを意識して、皆様と一緒に頑張りたいと思います。
                   関 奈々美(理学療法士) 
『手関節単純X線像における尺骨変異(Ulnar Variance)の撮影肢位による多様性』
レントゲンを色々な姿勢で撮影した時に、写り方に変化があるのかどうかを研究するという内容です。 結果は、基準の姿勢でも個人差があり、その他の色々な姿勢でも個人差が大きいことが分かりました。 緊張しましたが、とても良い経験をさせていただくことができました。
                   花木 瞳(理学療法士) 
『肘関節肢位が握力と手関節可動域に与える影響』
肘関節を曲げた状態と伸ばした状態で握力と手首の関節の動きを測定すると、 肘を伸ばした状態の方が、手首の関節は高く(安定性が良い)、握力も高い傾向になりやすいことが示唆されました。                        
                荒谷 有希子(理学療法士) 
『当院回復期リハビリテーション病棟における退院時と退院後訪問時の能力の比較~ADL・IADLに着目した取り組み~』
病院を退院した時と退院から1ヶ月経過した時を比べ移動やトイレなどの日常生活動作が行いやすくなったか、もしくは行いにくくなったかを調べました。 また、炊事・洗濯や家庭での役割についても調べました。退院後の生活において自分自身の役割を持つことが大切になると考えます。
                   佐熊 晃太(理学療法士)