毎年実施されている古賀の里訪問ヘルパー介護技術研修会が本年度も開催されました。今年度は「認知症」をテーマに年3回の勉強会を行っていきます。 第１回目の今回は参加者28名、認知症の基礎知識について当院の作業療法士が講義を行いました。
 「認知症の概要、症状、対応方法」を中心に○×クイズを交えながら話を行いましたが、30分の講義を頷きながら皆真剣に聴講し、間違うことも少なく、 基礎知識の高さを感じることが出来ました。
 訪問ヘルパーの方々は日々利用者様のお宅にお伺いし、その人毎に必要なケアをしています。 その利用者様の中には認知症を抱えた方も多いようで、 「この場面でこういう風に対応したがそれで良かったのか」 「うまく対応出来ず、不甲斐ない気持ちになったことがある」等、皆其々が現場で悩む場面も多々あるようでした。 講義終了後、内容の感想や普段認知症を抱えた利用者様の自宅に行っての体験談をお聴きする中で様々な意見交換を行うことが出来、 病院で働くスタッフとしても貴重な機会となりました。また、現場でのヘルパーの現状を再確認し、リハビリスタッフと訪問ヘルパーとの連携も非常に重要だと感じました。
  第２回、第３回目は「認知症の見つけ方」や「介助方法(声掛け・誘導)はどうすれば良いか」という内容を予定しています。